2009年本屋大賞1位
週刊文春ミステリーベスト1
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです」
我が子を校内で亡くした中学校の女性教師による
ホームルームでの告白から、この物語は始まる。
語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、
次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。・・・・・・・『BOOKデーターベース』より
まさに久々の一気読み。
全くの予備知識ナシに読んだ私。
友人が本屋に行くというのでついていき、
彼女がこの本を買うというので私も買ったの。
彼女は前から気になっていたが文庫になるまで待って買ったそーだ。
理由は邪魔になるから。ものすごく賛同。
ちなみに今月8日発売
自分で選ぶと知らず知らず似たようなものが多くなるしね
私の場合、意外とこういう買い方にあたりが多い
これも、あたり!
読みやすい文章に、高い構成力[:キラキラ:]
ひとつの事件で視点が次々と変わり、グイグイひきつけられます
どんよりしたお話ですが、本を置く気にはなれませんでした。
みな真実を語ってるはずなのに、同じことは結果だけ。
章が進むたびに、前章の伏線がジワジワ効いてきます。
そしてラスト・・・・
んまぃっ!
スッキリするという終わり方ではなくモヤーっと感は残るんですが秀逸です。
読んだ直後に予備知識をもって、もう一度読みたくなりました。
映画が6月に松たかこさん主演で公開されるよーですが、
見たいような見たくないよーな複雑な感じです。
この世界観にどれだけ迫れるか!
見るとすればコレがよかっただけに
自然と期待も大きくなっちゃいますからね。