秋史・金正喜は韓国人であれば誰でも知っていると言われる有名人。
「字が詩であり、詩が絵である」という「秋史体」という独特な書体を作った
朝鮮末期に活躍した大学者兼芸術家です。
その方のお宅で、お墓で、揮毫大会が行われる場所です。
幼い頃から非凡な才能を表した秋史は
朴齊家の門下で北学派とよばれる実学を学び
24才で科挙に合格すると副使になった父について北京に遊学しました。
そこで書道を純粋造形芸術にまで昇華させた翁方綱、阮元などと交流し
経学、仏教、詩文学、絵画など、多様な分野で研究と業績を積み
19世紀東アジアを代表する知識人となっていきます。
書や絵だけでなく、茶の道でも大家だったというので
本当に何でもできちゃう人だったんですね。