食べ物の話題ばかりなので食欲の秋ではなく
たまには読書の秋の話題
柴田よしき『激流』
京都。修学旅行でグループ行動をしている、東京から来た七名の中学三年生。
知恩院に向かうバスで、その中の一人の女生徒、小野寺冬葉が失踪し、消息を絶った―。
二十年後。三十五歳となり、それぞれの毎日を懸命に生きるグループのメンバーに、過去の亡霊が甦る。
「わたしを憶えていますか?」突然、送られてきた冬葉からのメール。
運命に導かれて再会した同級生たち。彼らに次々と降りかかる不可解な事件。
冬葉は生きているのか?そして、彼女の送るメッセージの意味とは…?
「今」を生きるすべての人に贈る、渾身のサスペンスミステリー。 (bookデータベースより)
厚めの文庫本上下巻を一気に読ませる面白さ
設定も進行も魅力的で読み手をグイグイ引きこみます。
途中、ながくてちょっとだれたものの
期待MAXだっただけにラストがちょっと・・・・
なにか最後をあせったのか、長く読んできただけに
もう少し説得力のある最後を求めたかった。
面白いのに満足感が欠けるのが残念[:あうっ:]
しかし、そこそこイケてる作品だと思う